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アラン・チューリングの世界

こんにちは。

 

今読みたい本があります。

それは世界的な数学者、アラン・チューリングの伝記。

チューリング

チューリング

 

 

少し前に映画「イミテーション・ゲーム」を観て、その中で描かれていたアラン・チューリングにとても惹かれたからです。

 

学生の頃、私は数学がとても苦手でした。

しかし解けないからこそ?なのか、その世界に興味がありました。

理系の友人には憧れと尊敬の気持ちがありますし、並んでいる数式や図をアートとして見ている感覚もあります。とても綺麗゚+.(o´∪`o)゚+.゚

その流れなのか、PCや電子の世界も好きで、会社勤めをしていた頃はエンジニアとしてITのお仕事をしていました。回路図とかも見ていると心くすぐられます。

 

先日は、お風呂のドアの面積を求めて美しい式とアステロイドを載せていらっしゃったプロクラシストさんのブログに見入ったりしていました。

他のエントリにも数式や図、コードが溢れていて素敵です!

www.procrasist.com

そんなわけで「エニグマと天才数学者の秘密」という副題のついた「イミテーション・ゲーム」はワクワクしながら観ました。

 

 

※ここからネタバレあります。

 

さて、エニグマは一応知っていても、どうやって解読されたのか、チューリングがどんな人だったのかを知らない私。

すごく難しい話が出てきたら、と少し心配したのですが、エニグマ解読の詳細な説明は割と大まかに、でも素晴らしい才能によって途方もなく難解なパズルが解かれる様子は伝わるよう描かれていて、理系でない私も楽しんで観られました。

 

その後のコンピュータの前身となる、アランが作った暗号解読機が出てくるシーンではテンションが上がり、それだけで観てよかった気分に(*´ω`)

暗号解読機の名前にもキュンとしました。

 

アラン役はベネディクト・カンバーバッチが演じていたのですが、その驚異的な数学の天才ぶりと、孤独で繊細な内面が見事に表現されていて、本当に魅力溢れるアランでした。

 

エニグマ解読の目覚ましい功績は軍事上秘密にされるのですが、アランの持つもう1つの秘密、それは彼が同性愛者であることでした。当時のイギリスでは同性愛は犯罪。アランは苦悩し最後、自らの命を断ちます。

 

静かで淡々とした演出ながら演技が素晴らしく、アランの絶望がひしひしと伝わってきて、後半は観ているのがとても苦しくてたまりませんでした。

 

私は同性愛者ではありませんが、異性しか愛せないからこそ、同性しか愛せないアランが、同性愛を犯罪だとされることは、計り知れない苦しみがあったと思います。

 

素晴らしい成果を上げながらも軍事機密として明かすことはできず、世の中から評価されることなく、むしろ異端者として非難されてしまう、自分自身を隠して生きること。

世の中や時に自分自身で自分を否定しながら、自己肯定感を得られず生きていくのは容易ではありません。

悲しいですし自殺を肯定したくはありませんが、彼がそれを選んだことを責める気にはなれませんでした。

 

イギリスでも、この法律が改正されたのはほんの50年前。

戦争という歴史の影に、同時に差別という悲しい戦いがあったことにも深く考えさせられた作品でした。

私にとっては忘れられない一本になりました。

 

内容とは関係ありませんが、ゲーム・オブ・スローンズダウントン・アビーなど、海外ドラマでよく見る俳優さん達が出演していて、それも楽しめました♪

 

なお、最初に書いたチューリングの伝記、気になるのですがなかなかのお値段なので、不安定な収入の身には読むのは少し先になってしまいそうです( ´∀`;)稼ごー!