** Hello world

映画とか本とか好きなものとつぶやき

ONCEダブリンの街角で、も切なかった

ONCEダブリンの街角で、映画の感想です。

 

はじまりのうたの監督ということで観てみました。

mokcafe.hatenablog.com

はじまりのうたよりも前に作られた作品で、予算があまりなかったのも影響していると思いますが、荒削りで素朴で優しい作品でした。

はじまりのうたと同じく、音楽×恋愛がテーマ。

両方観ると、はじまりのうたにあか抜けた!という印象を感じます。

でも、ONCEダブリンの街角で、もすごくイイ!

はじまりのうたよりも、こちらが好き、という方もいると思います。

私ははじまりのうたのほうが好きかなぁ、でも、はじまりのうたにはない良さがあります。

 

※ ネタバレがあります

 

一言で言ってしまうと、ちょっとぶっきらぼうな優しい曲と、惹かれ合うのにすれ違う2人の想いが、しんしんと雪が降るように積もっていく美しい作品でした。

今回も主役の二人は結ばれません・・・!

しかし、この監督、ハッピーエンドと切なさを同居させるのが上手い。

そのバランスの取り方が上手いというか、バッドな要素が入ってるのに、ハッピーエンドになっているし、かといってバッド要素はハッピーでかき消されてはおらず、切なさもちゃんと残っている。才能あるなぁ・・(羨望)。

 

音楽も素晴らしかったです。商業的なキャッチーさは控えめながら、才能ある!と感じさせる曲。

 2人が楽器店でセッションするシーンは特に素晴らしくて、この時間が永遠に続いてくれたら、という気持ちになりました。

 

リアルさもよく演出されていたと思います。それは予算少なめで撮影された、ちょっと不安定で暗い映像だったり、ヒロインが作る悲しげな歌詞だったり。ヒロインは移民で、彼女が作る詞は歌謡曲ぽいというか演歌調というか、日々の生活の苦悩を感じさせるので、それにも切なくなりました。

 

別れの結末は悲しいけれどあれで良いと思うのですが、唯一、ロンドンに向かった主人公が、電話をかけた先に若干「えー」と感じました。

でもそれもまた人生ですね~('ー'*)